私が参加している「亀戸(当店の地元です)を考える会/かめの会」で
「亀戸はどうあるべきか」「亀戸をどんな街にしたいか?」などの
話があり、その中で「弱者に優しい街」というテーマが出ました。
その議論で仲間の一人から・・
「道路の段差がどうだとか、音の出る信号機がとかハードな面の
充実は大切だとは思うけれど、
段差に困っている車椅子や老人に手を貸してあげるとか
個々の気持ち次第で設備の不十分なところは補えるのではないか?
むしろそのような気持ち/マインドのほうが重要では?」
という意見がでました。
設備の充実(ハード)と人々の思いやり(ソフト)との相互の
関連がポイントと思う次第です。
「かめの会」に関しては以前にもこの欄で取り上げましたが
当店の地元でもある東京/亀戸の活性化を考えるフリーな団体です。
関心のある方は 下記のサイトをご覧下さい。
URL http://members.tripod.co.jp/kamenokai/
当店では2年程前から店頭の入り口や
店内の通路を少し広く取り、車椅子の方でもある程度
自由に動けるように工夫をしております。
きっかけは私の母が数年前から足を悪くしてしまい
このままでは将来車椅子の生活もありうると聞かされたことでした。
幸い母はその後の治療や手術のおかげで現在のところ
車椅子のお世話になることはありませんが。
元々「バリア・フリー」に対して左程の見識や、深い考えが
あったわけではありませんでした。
ただ単純に「車椅子の方」も普通の方と同様
に店内を回れたら喜ばれるだろうとの考えから始めたことでした。
せっかくだから、車椅子の方も遠慮なく店内に入っていただけるように、右のようなステッカーを作りウィンドウに張っておりました。 そのおかげか、今までに数人の方ではありますが車椅子でお買い物をしていただけました。
そのような中、
「身障者を支援するボランティア団体」の方が
当店を訪ねてこられました。
当店をご利用なさった方が紹介して下さったようですが
詳しい団体名は失念してしまいました。
ごめんなさい。
当店の姿勢を評価していただけた一方
「試着室の形、大きさ」「トイレへの通路幅」など改善するポイントを
数々、指摘されました。
現実的には(経済的にも、店の形状からも)改善することもままならない店を「バリア・フリー」などと称することを恥じ入る次第です。
その団体の方からは「姿勢と気持ちが重要です。」と慰められてしまいました。
左の写真の黄色いブロックは
ご存知の通り、目の不自由な方の
為のブロックです。
このように自転車で塞いでしまっては
その目的を達成できないばかりか
目の不自由な方にとっては危険でさえ
あります。
もちろんこの自転車の持ち主は
妨害するつもりではないとは思いますが
せっかくのバリア・フリーの設備が
全く機能しない事になります。
「バリアフリー」とは設備だけではなく私たち一人一人の心の中にも
存在するものだと感じます。
今春、私の知り合いのご子息(中学生)がスキーで事故を起こしました。
幸い命は取り留めたものの、下半身麻痺の状態でこれからは
一生車椅子の生活となりそうです。
そのような状態の中でも一生懸命リハビリに頑張り未来を信じて
勉強しているとの話しを聞くと、ハンディキャップのある方々も
不自由なく生活できる社会であって欲しいと思い今回のテーマを
取り上げました。
私自身、このテーマに関してまだまだ見識も足らず、勉強不足の
点が多々あることは否めません。
このことに関してのご意見、アドバイスをお待ちしております。
メールはこちらから。
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