★ダーク・スーツ 略礼装 昼夜兼用のイン・フォーマル
 
 「No Dress」といえば、“平服でどうぞ”の意味であるが、礼装の必要はないといえ、どこかに礼装の気配りを残した装いを心がけたい。
 
 ミッドナイト・ブルーやダークなスリー・ピースの
ベストをグレー・ベストに替えるだけでより
フォーマルになり、カラー・ホルダーや
ボウ・タイ、ポケットチーフをあしらえば、
よりドレッシーな演出ができる。
1.スーツのVゾーン
 スーツでフォーマルな感覚を出すなら、スーツはダーク・スーツやトワイライト・スーツがふさわしい。その際のポイントがVゾーン。レギュラー・カラー・シャツにボウ・タイを合わせたり、結び下げのネクタイでもカラー・ホルダーを使うだけでイメージは変わる。
2.シャツ
 ロンドン・ストライプやピン・ストライプのクレリック・シャツに、黒や白が基調のネクタイを合わせる。
 レギュラー・カラーのときはカラー・ホルダーを小粋に利かせたい。
3.アクセサリー
 ドレス・アップには、アクセサリーを効果的に使う。
 ラペルのボタン・ホールにゴールドのウォッチ・チェーンをさしてみる。
 この場合、カフ・リンクス等のアクセサリーもゴールドに統一したい。
4.フラップ
 ビフォア・シックスならフラップはそのままでよい。
 夜のシーンなら、フラップはポケット内にしまう配慮を。
5.靴
 靴にもフォーマルな心づかいを。 
 例えば、モンク・ストラップ・シューズ(写真・上)や、黒リザードの一文字シューズ(写真・下)など。

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